2013年8月18日日曜日

五ヶ所街道 県道12号 伊勢南勢線

内宮前駐車場 観光バス専用駐車場奥にこの道はある

志摩と伊勢を結ぶ物資の輸送路として重要だったが

志摩磯部町と伊勢を結ぶ「伊勢道路」が昭和40年に開通してからは廃れていった

三重県道12号線



幅員は2メートル余で 自動車同士の対向通過は不能である

明治23年 伊勢から南勢五ヶ所への道路として開通した

宇治神社

宇治地区に点在していた 産土神を合祀 







五十鈴川を左に見ながら進む


内宮手水場を対岸にみる

風日祈宮うらてあたりに 僧侶遥拝所がある

昔 僧侶は神宮神域内に立ち入ることはできなかった




道幅は狭く 神宮林

その中を縫うように五ヶ所街道が続く

途中 「高麗広 こうらいびろ」という集落があり 

現在70人ほどの住民の方がいるという

変わった地名だがその由来については諸説あるので割愛する



江戸時代 神宮への「お蔭参り」や「ええじゃないか」で

当時の人口の6人に一人が伊勢参りをしたという

その燃料確保のためこの辺りの山林が伐り出され ハゲ山状態になったという

神宮造営御用材の森でもあったため その後植林され樹齢は200年ほどという


曲がりくねり 冷や汗をかき 対向車が来ませんようと願いつつ車をすすめる

ようやく 少し広い道幅となり 眼前に海が見えてきた

「剣峠」である



熊野灘がみえる


ひやひや ドキドキから開放され ほっと出来る場所です

剣峠由来の碑文


もう 南伊勢町五ヶ所の街に到着した

この街は「五ケ所湾小唄」作成のため童謡界の三大詩人といわれる

野口雨情 が滞在し15基の詩碑が建てられている 



ここには「乙女椿」の詩碑がある


五ヶ所は剣道の祖 愛州移香斎久忠の居城 愛洲の里や 記念館がある