2013年6月2日日曜日

二軒茶屋餅 伊勢最古の餅屋 Nikenjyayamochi

二軒茶屋餅 伊勢最古の餅屋

お伊勢参りは昔より陸路や海路をつかい
「神宮」=伊勢神宮の正式名
お参りされてまいりました

尾張・三河方面からは伊勢湾を横切り海路伊勢の大湊港に着き
勢田川(せたがわ)を遡り 
河崎(伊勢の商家が集まる問屋街)近くの船着場にきました
この船着場に湊屋と角屋という 二軒の茶屋があり 
以来 この船着場は「二軒茶屋」と呼ばれています
湊屋は うどんや寿司を商い 
角屋は餅を売っていたそうです 創業1575年 430年余の老舗で
おそらく「伊勢最古の餅屋」であろうといわれております
「赤福」よりも130年前 から商われていたことになります

現在も同じ場所で商いを続けております

「二軒茶屋餅」
こしあんを 餅でくるみ 上質の「きな粉」をまぶしてあります
上品な甘さときな粉の香ばしさがマッチして
大変美味しいお餅です
毎月25日には黒砂糖あんの「黒あん二軒茶屋餅」が
数量限定で販売されます



角屋は味噌や醤油の醸造業部門もあり
その経験から地ビールの生産にも乗り出しており
餅屋の向かい側には地ビールレストラン「麦酒蔵」があります

伊勢と鳥羽を結ぶ 二見街道沿いにあり
店の裏には勢田川が流れ 
明治5年 明治天皇が西郷隆盛を従え この地点より上陸し
神宮に参拝したと記録があります

二軒茶屋餅