2013年6月25日火曜日

大黒屋光太夫 ロシア漂流記 Daikokuya Koudayu












大黒屋 光太夫(1751-1828)

江戸時代後期の廻船の船頭
伊勢國 白子(現 鈴鹿市)から江戸へ向かう途中 
嵐に遭いロシア アリューシャン列島の「アムチトカ島」に漂着
そこで4年間を過ごし その間に「ロシア語」を習得

毛皮の買い付けに来ていたロシア人とともに ロシア本土に渡る
日本への帰国を願いつつ ツテや協力者の支援を得ながら
皇帝エカチェリーナ2世に謁見が叶い
帰国を願い出る

エカチェリーナ2世の許可が下り
「漂流民返還」の名目で当時鎖国下の日本への帰国が叶った

漂流以来 実に9年半の歳月を要したという
17人の船員仲間のうち1人は漂流中に
11人はアムチトカ島漂着やロシア本土で死亡
残る5人の内2人は ロシア国内に残留
光太夫ほか2人が「根室」に到着 帰国できた

江戸に送られ「漂流民」として軟禁状態に置かれたらしい
帰国後は豊富な見聞を役立て 「蘭学」におおきな寄与をした


作家の 「井上 靖」により
「おろしや国酔夢譚」として発表され
1992年に 佐藤純彌監督で映画化された

主演 大黒屋光太夫に「緒形拳」
    庄蔵 - 西田敏行
    小市 - 川谷拓三ほか出演










三重県鈴鹿市

大黒屋光太夫記念館



ウィキペディア参照