2013年6月5日水曜日

風日祈宮 かざひのみや 国難を救う神   Kazahinomiya




風日祈宮 国難を救う神

伊勢神宮=神宮

神宮(内宮)にある別宮(神宮に付属する神社)で
級長津彦命(しなつひこ)
級長戸辺命(しなとべのみこと)二柱をお祀りする神社

風の神様として信奉をあつめる
古代人は「風」を神様の息(呼吸)から起きると考えていた
自然現象の風や雨を司る神として崇められる

神宮神楽殿前に位置し 五十鈴川に橋がかかり
神宮ご正殿をミニサイズにした佇まいです





日本人は農耕民族で稲作に良い風雨をもたらす神として
お祀りされてきましたが
鎌倉時代中期の元寇の際 「風日祈宮」で祈願が行われた
「神風」が起きて 撃退したことから一層の信奉をあつめる

元寇

元(当時のモンゴル帝国)が属国 高麗(朝鮮国)をつかい
日本に侵略攻撃をかけた行為
文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)の二度あり
このとき「風日祈宮」で祈願が行われた
すると「神風」が起きて元 高麗軍に壊滅的打撃を与えたとある
以来「国難を救う神」として崇められるようになった
テレビドラマの「太平記」でも元寇のシーンがあった

江戸末期にペリーが黒船で押し寄せた時も勅使が
風日祈宮で祈願をしたと記録がある


風雨を司る神 として気象関係者も関心を寄せている

ご正殿参拝まで少し横道にそれて「風日祈宮」をお参りし
神楽殿前に出ます ご正殿参拝後  
「荒祭宮」参拝のルートをおすすめします

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